防災の最先端を紹介 和歌山JCがEXPO

防災のさまざまな分野の最先端技術を知ってもらおうと、一般社団法人和歌山青年会議所(和歌山JC)は7月13日、和歌山市西浜の松下体育館で「わかやま防災EXPO2024~防災×最先端~」を開く。多くの市民を参加対象として年に1度開く公開例会として実施。講演会や展示で、いつ起きてもおかしくない災害に備える最先端技術を紹介する。

講演では、日本のレスキューロボット研究の第一人者で、東日本大震災時に福島第一原発の内部調査で投入された緊急災害対応ロボットQuince(クインス)を開発した、東北大学の田所諭教授がレスキューロボットの現状や現場での活用展望について話す。和歌山大学紀伊半島価値共創基幹災害科学・レジリエンス共創センター長の塚田晃司教授が、災害時の情報通信や、情報伝達手段ごとのメリット・デメリットについて紹介する。

場内出展では、県防災企画課が防災アプリを紹介し、県立向陽高校物理部ロボット班がロボットのデモンストレーションをする。その他、和歌山JCの「保険屋さんメンバーズ」、和歌山市地域安全課、一般社団法人地盤対策協議会、社会福祉法人市社会福祉協議会による出展がある。

駐車場ではVR防災体験車と地震体験車ごりょう君が展示され、被災の疑似体験ができる。

担当する和歌山JCの山中祐理事は「災害を人ごととせず、防災の知識をブラッシュアップする機会にしていただきたい」と参加を呼びかけている。

午前11時~午後5時。2部制で、第1部は午前11時~午後1時半。第2部は、午後2時半~5時。2部とも内容は同じ。

田所教授の講演は午前11時10分~、午後2時40分~。塚田教授は午前11時45分~、午後3時15分~。

入場・参加費無料。申し込みフォームから事前申し込みが必要で、各部定員は先着100組。

問い合わせは和歌山JC(℡073・428・3334、平日午前9時~午後5時)。

 

参加を呼びかける山中理事
参加を呼びかける山中理事