林道被害50カ所等 5月の風雨県内農林業

和歌山県は14日、5月28日の大雨と強風による県内農林水産業の被害の続報を発表。被害総額は30日時点より1億3989万3000円膨らみ、2億7632万3000円となった。調査は継続中で、被害はさらに増える可能性がある。

園芸施設の被害では、和歌山市と有田川町、御坊市でハウスの破損が10件、102万3000円。農地では、あぜの崩壊が橋本市や田辺市など6市町で15カ所、2610万円。農業用施設では、橋本市と由良町で水路の崩壊が5カ所、1500万円。治山では、有田川町で山腹崩壊が1カ所、0・03㌶で600万円。林道では、のり面や路肩の崩壊、欠損が有田川町、みなべ町、田辺市の50カ所、770㍍で、2億2820万円の被害となっている。