けやきライトパレード ことしも開催へ

和歌山市の中心部、JR和歌山駅から和歌山城までのけやき大通り約2㌔を光で彩るプロジェクト「KEYAKI Light Parade(けやきライトパレード)」が、ことしも11月23日~来年2月28日の98日間、開催されることが決まった。「Night Out」をキーワードに、イルミネーションをきっかけとして夜の街に出かける人を増やし、地域の恒常的な活性化を目指す。

㈱タカショーデジテックや㈱テレビ和歌山はじめ県内企業などで組織する「和歌山けやき大通りイルミネーション実行委員会」が主催。

初開催だった昨年度は、けやき大通りの街路樹278本に約75万球のLEDイルミネーションを設置。今回は約100万球に増やす計画で、より多くの人々が夜の通りに集まり、にぎわいができるイベントとする。

プロジェクトのテーマは前回に続いて「Light up!」を掲げる。ライトを点灯するという意味だけでなく、「あなたを、私を、和歌山を照らす、輝かせる」との思いを込め、多くの市民、県民と共に和歌山を明るくする。

今回は、11月23日の点灯式を、けやき大通りの一部を歩行者天国にして行うことを計画し、調整を進めている。県在住のミュージカル俳優で、リポーターとしても活躍する柳橋さやかさんがプロデュースするテーマソングの制作とキッズパレードの実施も予定している。

昨年度は、誰もがプロジェクトに参加できるようクラウドファンディングを実施し、さまざまな企業・団体による関連イベントも多数開かれた。今回も、より幅広い人々にプロジェクトへの参加を促す取り組みを検討していく。

実行委によると、昨年度は周辺の飲食店などから、通りを歩く家族連れが増え、売り上げもアップしたなどの声があった。古澤良祐委員長(タカショーデジテック社長)は「夜のインフラを整備し、にぎわいをつくっていくことがプロジェクトの目的。空き店舗やオフィスの活用にもつなげたい。周辺のお店のライトアップも増えれば、100万球以上の効果になる」と話す。

期間中の点灯時間は午後5~11時を予定。けやきライトパレードの情報は公式ウェブサイトで順次発信する。

 

記者発表でイベントのボードを掲げる古澤委員長㊨ら

記者発表でイベントのボードを掲げる古澤委員長㊨ら

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