新1区候補者を公募へ 次期衆院選で自民県連
自民党和歌山県連は18日、和歌山市内で代表役員会を開き、次期衆院選和歌山新1区の候補者公募に向けた実施要項を決定。県連の石田真敏会長と中村裕一幹事長が会見し、詳細を発表した。
昨年、新1区の予定候補者には自民党の鶴保庸介参議院議員(57)が決まっていたが、ことし4月下旬、党の参院議席を維持するため、くら替えを断念。その後も公募や推薦で候補者を選ぶ体制は取っていたが、正式に名乗りを上げる候補者がなかったため、あらためて要項を定め公募することになった。
応募資格は日本国籍を有する満25歳以上。21世紀の政治を考える信念と情熱、清新・清潔で広い見識、卓越した政策能力を有するなどの審査基準に基づき、代表役員や選挙区内県議、民間有識者らで組織する選考委員会で決定する。申し込み期間は19日から8月2日まで。書類、面接、スピーチでの審査がある。申し込みは県連まで郵送または持参。申込用紙は県連ホームページからダウンロードできる。
石田会長は「国政や地方のことはもちろん、政治資金問題も含めてしっかりとした識見を持って頑張れる人にお願いしたい」とし、8月下旬にも候補者を最終決定する考えを示した。
新1区には、現1区選出の日本維新の会現職・林佑美氏(43)、参政党新人で食品販売店経営の林元将崇氏(26)、共産党新人で元和歌山市議の井本有一氏(58)、立憲民主党新人でコンサルティング会社経営の村上賀厚(のりあつ)氏(65)が立候補を予定している。