田辺、白浜に会場決定 26年秋の全国育樹祭

全国育樹祭の会場、基本方針を発表する岸本知事
全国育樹祭の会場、基本方針を発表する岸本知事

2026年秋に和歌山県内開催する第49回全国育樹祭の会場が、田辺市の新庄総合公園と白浜町の白浜会館に決定した。岸本周平知事が19日の定例記者会見で発表した。

全国育樹祭は、全国植樹祭を実施した地域で開催し、天皇皇后両陛下がお手植えされ、成長した樹木の手入れなどを行う行事。令和以降は秋篠宮皇嗣ご夫妻が出席されている。

新庄総合公園は11年に第62回全国植樹祭の会場となった場所で、当時の天皇皇后両陛下(現上皇ご夫妻)が植えられたウバメガシやイチイガシなどのお手入れ行事を行う。白浜会館は式典会場となり、緑化功労者の表彰や大会宣言などを行うもので、約3000人が参加を予定している。

育樹祭の基本方針も併せて発表。「守り、次の世代へつなぐ!」「育み、木を活かす!」「共に考え、行動する!」の3点を行動指針とし、さまざまな人や方法で健全で多様な森林をつくり、「恵みの森」のさらなる高みを目指すことを開催理念に掲げている。

関連行事として、育林交流集会、全国緑の少年団活動発表大会なども予定。24年度中に全国育樹祭県実行委員会を設置し、関係機関・団体などが一体となって開催準備を進める。