新型コロナが流行拡大 感染予防呼びかけ

和歌山県内の新型コロナウイルス感染症の患者報告数が増加傾向にあり、県は注意を呼びかけている。

県健康推進課によると、県内の定点医療機関(49カ所)からの患者報告数が、1~7日の週で平均5・82人、8~14日の週で平均10・22人となり、インフルエンザであれば注意報基準値(1機関当たり10人)を上回っており、今後も増加が危惧される。

保健所管内別では海南が38・67人で最も多く、橋本が14・83人で続いている。本紙エリアの他の保健所は、和歌山市が9・07人、岩出が6・17人だった。

同課は感染予防対策として、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生、換気、咳エチケットなどが有効としている。

喉の痛みや倦怠感などの症状がある場合は外出を控えるなどし、発熱など体調の異変があれば、マスクを着用して医療機関を受診するよう求めている。

また、夏休み期間で帰省などが増えることから、感染リスクが高い高齢者などと会う場合に備え、感染予防を心がけて体調を整えるよう呼びかけている。