計算の速さ、正確さ競う 小中学生の珠算大会

集中してそろばんをはじく参加者
集中してそろばんをはじく参加者

そろばんを通じて計算力や技能の向上を図る一般社団法人和歌山県計算実務協会(出立正則理事長)は25日、第76回夏季珠算競技大会を和歌山市西汀丁の和歌山商工会議所で開き、県内のそろばん教室に通う小中学生107人が参加。計算の速さや正確さを競い合った。

今回はコロナ禍で中止していた全員参加の読み上げ算、読み上げ暗算の競技が5年ぶりに復活。個人総合競技としてそろばんを使った乗算、除算、見取算が各5分、乗除暗算、見取暗算が各2分の5種目が行われた。

小学3年生以下、4年生、5年生、6年生、中学生の部5部門に分けられ、それぞれ点数によって優勝、準優勝を表彰した。

出立理事長は「昔は『読み書きそろばん』という言葉があった。そろばんをすると脳の働きが良くなり集中力や暗算力が身に付き、頭の回転も良くなる。そろばんが使われる機会が減ったといわれているが、後世に引き継いでいきたい」と話していた。

各部門の結果は次の通り。

〈珠算競技大会〉
【小学3年生以下】優勝=西谷敬一郎(池田)▽準優勝=山本栞璃(広瀬)
【小学4年生】優勝=南方結翔(三田)▽準優勝=岡本海渡(雑賀)
【小学5年生】優勝=秦史帆(智弁)▽準優勝=潮﨑蓮(三田)
【小学6年生】優勝=矢田夏海(砂山)▽準優勝=末吉歩太(伏虎義務教育)
【中学生】優勝=半田華暖(近大付属)▽準優勝=戸田直希(向陽)

〈読み上げ算優勝〉
【小学3年生以下】西谷敬一郎(池田)
【小学4年生】神埜明奈(智弁)
【小学5年生】藤原崇雅(智弁)
【小学6年生】末吉歩太(伏虎義務教育)
【中学生】戸田直希(向陽)

〈読み上げ暗算優勝〉
【小学3年生以下】上野航生(伏虎義務教育)
【小学4年生】北谷信忠(あやの台)
【小学5年生】藤原崇雅(智弁)
【小学6年生】矢田夏海(砂山)
【中学生】戸田直希(向陽)