リーヴォが競り勝つ KSLの首位を維持
関西サッカーリーグ(KSL)1部で戦うアルテリーヴォ和歌山は25日の第10節、兵庫県加古川市の日岡山公園でFC BASARA HYOGOに4―2で競り勝った。先制を許す苦しい立ち上がりとなったがすぐさま追い付き、同点とされた後も得点を重ね、BASARAの粘りを2点差で振り切った。今季を残り4試合として通算成績6勝1敗3分で、8チーム中首位を維持している。
敵地での第10節、前半は点の取り合いとなった。アルテリーヴォは17分に先制されたが3分後、FW和田幸之佑のシュートがキーパーに弾かれたところをFW北野純也が左足で押し込んで同点とする。39分には和田が鮮やかな反転で相手ディフェンダーを振り切り、左足で逆転ゴールを決めた。
アディショナルタイムには速攻で同点とされるも、前半終了間際に獲得したコーナーキックにDF山田大地が頭で合わせ、1点リードで試合を折り返した。
後半10分にはMF大野幹生がペナルティーエリア外から決めて4点目を挙げる。以降試合終了まで前線からの攻撃的な守備でBASARAに反撃を許さず、2点差で逃げ切った。
同点ゴールを決めた北野選手は「中断期間中に取り組んできたことが少し形になってきたと感じている」とし、2点目を挙げた和田選手は「勝たないといけない状況の中で勝ち切ることができて良かった」と話した。
決勝ゴールを放った山田選手は「良いボールを蹴ってくれた丈(=DF井上丈)に感謝している」とし、「次節は首位攻防戦。絶対に負けられない」と意気込んだ。