二階堂が優勝 日曜野球の第56回夏季大会

優勝した二階堂
優勝した二階堂

和歌山日曜野球会(大道眸運営委員長)の第56回夏季大会(本紙など後援)は1日、和歌山市福島の市民スポーツ広場Aで決勝があった。投手戦の末、延長9回に得点した二階堂がPanthersを1―0とサヨナラで下し、昨秋以来の頂点に立った。Panthersは2年ぶりの夏制覇にあと一歩届かなかった。

Panthers
二階堂 1x

(延長9回)

前半、Panthers・山田と二階堂・寺迫の両先発が得点を許さなかった。山田は初回に2死二、三塁、2回に2死三塁とされるも要所を締めた。寺迫は3回に初安打を浴びて2死二塁、4回には死球を与えるも粘投した。

5回以降、二階堂は北野に継投する。Panthersは代わり端を攻め、5回に1死一、二塁とするも無得点。7回には1死満塁の好機を逸した。

山田も好投を継続し、試合は8回以降、延長戦に突入した。両チームが無得点のまま迎えた9回、二階堂は敵失と四球で2死一、二塁として、悪送球の間に二塁走者が生還し、サヨナラ勝ちを収めた。

5~9回を無失点でしのいだ二階堂の北野蛮投手(25)は最優秀選手賞に輝いた。持ち味の直球で押していけたといい、「優勝できてうれしい。秋も勝って連覇したい」と笑顔だった。

9回を1失点と力投したPanthersの山田晃生投手(25)は敢闘賞を獲得。「完璧で100点以上の投球。真っすぐ(直球)が走っていて制球も定まっていた」と自身の活躍を振り返ったが、「抑えても打撃陣がもっと打たないといけない」と話していた。

両チームのメンバーは次の皆さん。

【二階堂】監督=古川光浩▽主将=北野蛮▽選手=古川勢真、井上芳己、小林奏斗、嶋田奉洋、栁本健登、北村晟良、谷口力哉、神南宥汰、宮本雄弥、村田将、小澤海斗、坂本拓未、髙尾翼

【Panthers】監督兼主将=上野佑真▽選手=堀内尚志、湯川真弥、石井悠斗、山田晃生、川島一也、西沢奨太、塩路侑生、新行章人、前川隼也、上出祐一郎、西田勇斗、水島崚、鞆浦秀敏、栗本峻也、田村大我、坊涼平、澵井勇真、鞆浦聡士

準優勝のPanthers
準優勝のPanthers