グランツが連覇 NW軟式野球の夏季大会

連覇を成し遂げたグランツ
連覇を成し遂げたグランツ

NW和歌山軟式野球連盟(有本翔一会長)の第51回夏季市長杯争奪大会は1日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で準決勝と決勝があった。昨年と同カードになった決勝では、グランツがカフェレスト・アモーレを乱打戦の末に10―8と逆転で下し、連覇を達成した。2年ぶりの夏王者を目指したアモーレは6回に一挙6得点と意地をみせたが、届かなかった。

◇決勝
グランツ 10
アモーレ
◇準決勝
アモーレ 10
シカゴジェラシー
グランツ
CTY

大会には26チームが出場した。決勝は2回まで、アモーレが主導権を握った。初回に瀬田の適時打で1点を先制し、2回には敵失で2点目を挙げた。

対するグランツは3回、無死二、三塁として尾藤の中適時打で1点を返し、なおも一、三塁で前田が右越に適時二塁打を放ち、同点に追い付く。その後1死二、三塁となり、崎浜の右中間を破る2点適時三塁打で勝ち越した。

グランツは5回、崎浜の二打席連続となる適時打などで3点を追加。6回には前川に3点走本塁打が飛び出し、リードを8点に広げた。

意地をみせたいアモーレはその裏、押し出しの四死球で2点を返し、植村が2点左前適時打を放つ。さらに瀬田の三遊間を破る適時打などでこの回一挙6得点し2点差に迫ったが、あと一歩及ばなかった。

優勝したグランツは11月24日、同球場である「第13回和歌山シリーズ」に連盟の代表として出場し、和歌山市内4リーグの頂点を2年連続で目指す。

勝ち越し打を放ったグランツの崎浜秀大選手(30)は最優秀選手賞を獲得し、「自分が打って優勝することができて良かった」と笑顔だった。

優秀選手賞にはグランツの前川統選手(31)とアモーレの瀬田魁斗選手(28)が選ばれた。前川選手は「2連覇できてうれしい。チームワーク良く試合を運べたので、この調子で和歌山シリーズも連覇したい」と話した。瀬田選手は「積極的に打ちにいけて先制できたのは良かったが、優勝したかったので悔しい」と振り返った。

準優勝のアモーレ
準優勝のアモーレ


両チームのメンバーは次の皆さん。

【グランツ】代表者=浜田郁哉▽選手=尾藤祐輔、前田愛季、大谷直樹、崎浜秀大、前川統、石山晃基、竹内拓也、小川真樹

【カフェレスト・アモーレ】代表者=光森直樹▽主将=前畑良太▽選手=芦川永輝、植村友貴、瀬田魁斗、中尾幸二郎、斉藤真広、角龍騎、星河優介、上芝健太、前畑良太