耐震、野犬対策など補正 和歌山市議会が開会
和歌山市議会9月定例会が11日、開会し、市当局は総額14億768万2000円の2024年度一般会計補正予算案を含む議案24件などを提出した。
開会あいさつで尾花正啓市長は、8月に初めて南海トラフ地震臨時情報が発表されたことを受け、家屋の耐震改修の推進や防災情報、避難誘導の充実に改めて注力することを表明。市内の宿泊数がコロナ禍前の2019年と同程度まで回復したこと、10月から「市堀川夜市」や「和歌の聖地・和歌の浦 誕生千三百年記念大祭」など民間主体の地域活性化イベントが開かれることなどにふれ、「今後もあらゆる分野での公民共創を進め、地域や経済を活性化し、福祉を充実することにより、働きたい、住みたいと選ばれる、持続的に発展する和歌山市の実現に全力で取り組む」と述べた。
補正予算案には、住宅の耐震改修・補強の補助事業への申し込みが増え、キャンセル待ちが発生している状況を受け、市独自で拡充する事業や、雑賀崎周辺地域などで増加している野犬の対策を強化する事業、来年4月に開校する市立夜間中学校の整備に関する費用などを盛り込んでいる。
9月議会は10月1日までの21日間。13、17、18日に一般質問、19、20、24~26日に常任委員会を予定している。