若手経営者の展示商談会 YEGエキスポ盛況
和歌山の若手経営者が一堂に会する展示商談会「第6回YEG BUSINESS EXPO~人×人 つながり つなげよう~」が10日、和歌山市七番丁の和歌山城ホールで開かれ、約350人が来場。出展企業が来場者に商品やサービスをPRし、企業間でも協業や販路の開拓を模索した。
和歌山商工会議所青年部(和歌山YEG、井手敏泰会長)が主催。美容や飲食、小売り、製造、コンサルティングなどさまざまな業種・業界の48企業がブースを出展。もつ煮や焼きそば、唐揚げなどのグルメブースも並び、にぎわった。
寝具専門店ふとんのにしなか(同市六十谷、西中孝樹代表)は寝具を並べ、「お客さまの信頼と安心を大切にし、見た目や売りやすさではない、眠るための寝具を用意している」と来場者にPRした。
健康研究所BLOK(同市内原、諏訪有佳代表)は、高周波を使用して体内深部から加温するINDIBA(インディバ)の体験ブース、eスポーツ施設のNOMADIK(同市内原、諏訪光夢代表)は、プロレーサーになり切れる高性能レーシングシミュレーターの試乗ブースを出展。試乗した同市湊御殿の大谷木工を営む大谷博之さん(44)は「すごく難しかったけれど、これなら楽しみながら認知症予防にもつながるし、これから普及しそう」と話した。
講演会もあり、㈱アルテリーヴォ和歌山の児玉佳世子社長、㈱タカショーデジテックの古澤良祐社長、㈱スズキモーター和歌山の中谷久生代表取締役が講演。
児玉社長はクラブ創設の歴史やJリーグ参入の効果、和歌山への思いなどを伝えた。海津英志監督、小久保裕也選手ら6人も来場し、小久保選手は「和歌山でプレーしていることを誇りに思う。皆さんと一緒に和歌山を盛り上げていきたい」と熱く話した。
和歌山YEGビジネスマッチング委員会の橋本康秀委員長は「思ったよりも来場者が多かった。今回の展示会でビジネスマッチングなどが生まれ、和歌山が発展してくれるとうれしい」と話した。