迫力の紀州大名駕籠 グランヴィアに展示

紀州藩大名駕籠と同ホテルの磯田さん
紀州藩大名駕籠と同ホテルの磯田さん

和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山1階ロビーで、紀州徳川家が将軍家から拝領した駕籠(かご)を再現した「紀州藩大名駕籠」が展示されている。10月30日までを予定。通常は和歌山城に展示しているもので、今回、市の協力で同ホテルでの展示が決まった。

紀州藩大名駕籠は、歴史資料を参考に復元されたもので、檜皮や竹を使った総網代(あじろ)の外装が特徴。

期間中は「紀州藩大名駕籠」の他、挟箱(はさみばこ)、槍や大名駕籠を担いだ人(御駕籠之者おかごのもの)の衣装などを再現したものも展示。迫力のある大名駕籠は江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わえそう。

和歌山城へすぐに足を運べる「史跡和歌山城」のパンフレットも用意。日本語だけではなく、インバウンド向けに英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)のものもロビーに設置している。

同ホテルの磯田広子さんは「ぜひ真近で、迫力ある大名駕籠をご覧ください。時代に思いをはせ、歴史を感じていただければ」と笑顔で話している。