交安運動へ横断幕贈る 向陽高の硬式野球部
9月21日に始まる秋の全国交通安全運動を前に、和歌山市太田の県立向陽高校硬式野球部が19日、和歌山東署に交通安全を啓発する横断幕を寄贈した。マネジャーの岩井結羽さん(2年)、熊代まなさん(同)、白樫和久監督が同署を訪れ、永井泰文署長に横断幕を手渡した。
交通事故を減らしたいと、同部員が自ら発案。標語は、部員同士が候補を出し合い、「『やってもた』その一言では済まされない」にし、一目で強い印象を与える言葉に決めた。
寄贈式には県交通安全協会和歌山東支部の新家啓吾支部長も参加。岩井さんは「県内の高校生は自転車通学が多い。自分たち高校生が啓発して事故を減らしていきたい」、熊代さんは「信号が点滅していたら渡らない、自転車で並走しないなど、交通ルールを守る意識が高まるとうれしい」と話した。
川端宏季副署長は「高校生の自転車事故が多いので高校生が自ら考えて協力してくれることがありがたい」と話した。
白樫監督は「高校生の事故を減らすため、このような活動が県内高校で広まってほしい」と願った。横断幕は、24日に行う街頭啓発で使用し、同部員も啓発に参加する。