和歌山武道館3部門V 和歌山市の剣道大会

低学年の部を制した(左から)出口選手、小川選手、吉田選手、前田選手、楠本選手、久世選手
低学年の部を制した(左から)出口選手、小川選手、吉田選手、前田選手、楠本選手、久世選手

和歌山武道館剣道錬成クラブは、和歌山市土入の市民体育館であった「第57回市スポーツ少年団剣道大会」団体の小学生低学年、高学年、中学生の各部で優勝し、2年連続の3部門制覇を成し遂げた。

高学年の部で優勝した(左から)赤井選手、久世選手、林選手、吉田選手、楠本選手
高学年の部で優勝した(左から)赤井選手、久世選手、林選手、吉田選手、楠本選手
中学生の部を制した(左から)池野選手、小野田選手、筒井選手、久世選手、松本選手(和歌山武道館剣道錬成クラブ提供)
中学生の部を制した(左から)池野選手、小野田選手、筒井選手、久世選手、松本選手(和歌山武道館剣道錬成クラブ提供)

大会は市内のチームによる5人制の団体戦。各部門予選リーグの後、勝ち上がったチームがトーナメント形式で争った。

14チームによる低学年の部で和歌山武道館は、全5試合で出場した全選手が負けなしと圧倒的な力をみせた。予選リーグ3試合では全選手が勝利。準決勝と決勝では各4人が勝ち、相手の動きを見定めた積極的な攻撃をみせた。

大将を務めた楠本一晴選手(10)は「普段から足を動かし、全力で声を出し、強く竹刀を振り、姿勢も正してみんなで努力してきた。優勝はうれしいけど、優勝以外はなかった」と話した。

高学年の部には11チームが出場。2勝し迎えた決勝では、チームワークを生かした粘りを発揮した。先鋒の赤井悠晟選手が「自分が勝って優勝に導く」と面を2本決めて勝利すると、次鋒から大将までの4人は引き分けでつないで1勝を守り抜き、勝ち数1―0で優勝を決めた。

中堅の林源二選手(12)は「3試合とも足を動かして攻めることができた。優勝できてうれしい。今後は大きな大会でも優勝を重ねたい」と話していた。

8チームによる中学生の部では、予選リーグの3試合を全選手が負けなしで勝ち進んだ。決勝では次鋒までを終え、勝ち数1―1。迎えた中堅の筒井裕世選手が「自分が勝って次につなぐ」と小手を決めると副将の久世陽太選手も2本勝ち。最終的に勝ち数3―2で優勝を決めた。

筒井選手(14)は「大会を通してみんなが小手を中心に攻め、心に余裕を持って戦えた。つないで勝ててうれしかった」と笑顔だった。

西山直人代表は「夏休みの暑い中で頑張って稽古を重ねた選手の成果と熱心な親御さんのマネジメントのおかげ」と話した。

和歌山武道館剣道錬成クラブの各部門の選手は次の皆さん。

【低学年】先鋒=出口弘翔▽次鋒=小川陽夢▽中堅=吉田真和士▽副将=前田賢誠、久世隼大(決勝のみ)▽大将=楠本一晴

【高学年】先鋒=赤井悠晟▽次鋒=久世柚寧▽中堅=林源二▽副将=吉田知咲希▽大将=楠本陽斗

【中学生】先鋒=池野隼人▽次鋒=小野田直士▽中堅=筒井裕世▽副将=久世陽太▽大将=松本昊士