アート・キューブでダンスフェス 4組が競演
和歌山市和歌浦南の和歌の浦アート・キューブが設立20周年企画として実施している「月1発表会」のダンスフェスが6日に開かれた。ステージにはさまざまなジャンルのダンスグループ4組が登場。熱く激しい踊りに会場は大きな拍手と声援で沸いた。
同施設では20周年の特別企画として、ダンスや音楽を練習する人に舞台発表の場を提供しようと、市内の高校生以下の学生と利用者を対象に、昨年4月から1年間の予定で毎月1回無料で出演できる発表会を開いてきた。8月からホールが使用中止となり一時中断していたが、先月1年ぶりに再開した。
この日の出演者は、WKYMBREAKIN’LAB(ワカヤマブレイキンラボ・ブレイクダンス)、Napua(ナプア・ハワイアンフラ)、Halau Hula OLaule’a(ハーラウフラオラウレア・同)、Yalla Yalla Belly(ヤッラーヤッラーベリー・ベリーダンス)。
圧巻のアクロバティックな技を披露したワカヤマブレイキンラボは、昨年6月に結成した県内で活動するダンサーのブレイキンコミュニティー。80人ほどいるメンバーの中から選抜された小学4年生~中学3年生のメンバーとコーチ20人が出演。頭で回る技「ヘッドスピン」や、背中と頭がフロアに着いた状態で体ごと回転する「ウィンドミル」、逆立ちなどを見せ、ブレイキンの楽しさを伝えた。
ナプアは、フラ好きな40~60代の13人が月に3回集まり、アート・キューブで練習。この日は、日本の曲をハワイアンバージョンにアレンジしている「川の流れのように」、「ここに幸あり」などを披露。
兵庫県芦屋市、西宮市、大阪府和泉市、和歌山市に教室があるハーラウフラオラウレアは、40~70代の9人が、ハワイの花や自然を表現した踊りで癒やしを届けた。
同市船所のダンススタジオ「ヤッラーヤッラーベリー・ベリーダンス」は、習い始めて半年から1年という30~60代の8人が、エネルギッシュで情熱的なパフォーマンスで会場を盛り上げた。
次回は11月24日、月1発表会の音楽フェスが午後1時半から開かれる。