鮮やか秋のアサガオ 洋画家の中尾さん宅で満開

2階の窓辺に咲く満開のアサガオと中尾さん
2階の窓辺に咲く満開のアサガオと中尾さん

和歌山市三葛の洋画家・中尾安希さん(83)の自宅兼アトリエ「あきの美術館」で、色鮮やかな青いアサガオが満開となっている。

花は西洋系アサガオのカレドニアブルー。通常7月ごろから咲き出し、降霜まで長く楽しめるのが特徴の品種。

中尾さんは5月に種をまいたが、ほとんどが夏の暑さに負け枯れてしまったという。残った1本は2階のアトリエの窓辺に伸び、約3㍍にまで成長。9月下旬から咲き始め、10月から毎日約30個の花を咲かせている。

毎朝咲いた花を数えるのが中尾さんの日課で、スケッチもしている。まだつぼみも多く、中尾さんは「12月ごろまで花が見られそう」と話している。

現在同館では、中尾さんが春の上高地と秋の立山をスケッチした作品を展示している。入館無料。午前10時~午後5時。不定休。

問い合わせは同館(℡073・445・2756)。