濃淡生かした風景や植物 墨友会が作品展
和歌山県の岩出市文化協会「墨友会」(伊丹保雄代表)の第27回水墨画展が11月3日まで、同市根来の市民俗資料館で開かれている。10月29日は休館。
21人の会員が自由に描いた水彩画と色のある墨彩画計72点を展示。風景、建造物、生き物、植物などの作品が多く並んでいる。根来寺、緑花センター、那智の滝など県内の名所や風景を描いたものもある。それぞれを和紙、画仙紙、色紙、楮紙(こうぞし)などに描いている。
墨友会は市水墨画教室のOB会として1999年に発足。現在の会員は市民を中心に24人。毎月第1、3日曜日、同市水栖の上岩出地区公民館で活動している。
会員の寺本就一さん(63)は「それぞれの会員が一生懸命に練習してきた。気軽に見に来ていただき、興味があれば会に入ってもらえたらうれしい」と呼びかけている。
知人の作品を見に来たという水栖の鈴木伊伃子さん(71)は「かわいいトンボを描いたものや、りりしいものなど、みんな上手な作品ばかり」と話していた。
午前9時半から午後4時半(最終日は3時)まで。問い合わせは会員の島本忠生さん(℡0736・62・4409)。