全日制定員4年ぶり減 25年度県立高校

和歌山県教育委員会は1日、2025年度の県立高校募集定員を発表した(表はこちら)。全日制(29校4分校)は22年度以来、4年ぶりに減少し、3学級170人減の159学級6310人。定時制(7校)は14学級495人で前年度と変わりはない。

県教委県立学校教育課によると、来春卒業見込みの県内の中学3年生は前年より約290人減少する見込みだが、「和歌山の子どもは和歌山で育てる」との方針から、募集定員は緩やかに設定し、定員減は生徒数の減少よりも少なくした。

全日制の学級数の減は、和歌山北(北校舎)、向陽、星林の普通科各1学級。この他、和歌山東の普通科5学級、南部の普通科2学級と農園科3学級の計10学級は、近年の欠員や地域の生徒数などを考慮し、定員を1学級40人から35人に変更した。

学級数、定員は変わらないが、学科改編で橋本の普通科が探究科に、新宮の普通科5学級のうち2学級が学彩探究科になっている。

県立中学校からの進学者を受け入れる向陽・環境科学科、桐蔭・普通科、田辺・自然科学科の各2学級、橋本・探究科、日高・総合科学科の各1学級の募集は行わない。

通信制(3校)は定員を定めない。