俳優の岡部たかしさん 和歌山市観光発信人に

尾花市長㊨から委嘱状と名刺を受け取る岡部さん
尾花市長㊨から委嘱状と名刺を受け取る岡部さん

和歌山市出身の人気俳優、岡部たかしさん(52)が3日、市の魅力や観光情報を広く県内外に発信する「観光発信人」に委嘱された。

岡部さんは高校卒業後、24歳で役者を志して上京。NHK大河ドラマ「龍馬伝」「八重の桜」「真田丸」「西郷どん」と出演を重ね、2021年放送の「青天を衝け」では渋沢栄一の盟友である大倉喜八郎を熱演。22年放送の民放ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」で一躍その名が広まり、24年度前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」では主人公の父を演じるなど、活躍の場を広げている。

市文化功労賞の受賞に合わせて帰郷した岡部さんは同日、和歌山城ホールで委嘱式に臨み、尾花正啓市長から委嘱状と名刺を受け取った。

岡部さんは「自分の好きなことをやっていることが和歌山の誰かのためになってんのやなと思ったら、そのことに感激してうれしく思っています」と和歌山弁で喜びを語り、「だいぶ和歌山も変わりましたので、僕も知らん和歌山がまだまだあって、まず自分が発見して、それを発信して、どんどん広がっていけばいいかなと思っています」と話した。

尾花市長は「俳優としてさまざまな分野で大活躍されている岡部さんが観光発信人になっていただけるのは、市にとっても大変うれしい。地元のイベントにも、機会があればぜひ参加してもらいたい」と期待を寄せた。