紀の川市で初の相撲巡業 枝川親方らが市長訪問

紀の川場所のポスターを手に尾上親方(左から2人目)、岸本市長(同3人目)、枝川親方(同4人目)ら
紀の川場所のポスターを手に尾上親方(左から2人目)、岸本市長(同3人目)、枝川親方(同4人目)ら

来年4月に和歌山県紀の川市で「令和七年春巡業大相撲紀の川場所」が開かれることになり、日本相撲協会の枝川秀樹親方(元幕内蒼樹山)と尾上圭志(おのえけいし)親方(元濱ノ嶋)らが7日、市役所に岸本健市長を表敬訪問した。

市は来年11月7日で誕生20周年を迎え、巡業は記念事業の一環。市内での巡業は初という。

枝川親方(54)は「巡業はいろんな催しがある。稽古も迫力があって力士との距離が近く、身近に感じて親子三代で楽しんでいただきたい」と呼びかけ、尾上親方(54)は「力士もみんな楽しみにしている。紀の川市の皆さんと楽しい時間を過ごしたい」と話した。

岸本市長は「この事業を皮切りに市全体で20周年の事業を盛り上げていきたい」と伝えた。

紀の川場所は4月1日、同市花野の市民体育館で開催。横綱・照ノ富士や大関・大の里、琴櫻、豊昇龍、市出身の千代雷山ら計110~120人の力士が参加を予定している。

午前9時から公開稽古が始まり、正午から幕下以下の取組、午後1時半から幕内、横綱が土俵入りし、幕内の取組が始まる。禁じ手をコミカルな実演で紹介する初切(しょっきり)や相撲甚句(すもうじんく)も予定している。

チケットは16、17日午前10時から午後4時まで、市役所1階で市民先行販売と電話先行販売(℡0570・08・6655)。一般販売は23日から、大相撲巡業チケット事務局、各種チケット販売サイトで開始。1階タマリS席が1万6000円、2階イス席は6500円など。

巡業、チケットに関する問い合わせは大相撲巡業チケット事務局(℡0570・05・3366)。