メイクや着付けで交流 IBWと米国の学生

着付けをする学生ら
着付けをする学生ら

美容専門学校の学生らに国際交流を通して視野を広げてもらおうと、和歌山市南汀丁のIBW美容専門学校(IBW校)で6日、同校の学生約120人とアメリカの美容学校コレクティブアカデミー(コレクティブ校)の学生23人の技術交流会が開かれた。コレクティブ校の学生に和歌山の学生がメイクや着付けをした。

ロサンゼルスを拠点に、アメリカや日本で美容室経営と技術者や美容学校の学生に美容研修を行うJ’s Hair Studio & Academy(ジェイズヘアスタジオアンドアカデミー)が、両校の学生に、お互いの国の美容業界について肌で感じ学んでほしいと主催した。2004年から講習などの交流を始め、IBW校で両校の学生同士が技術交流するのは今回が初めて。

この日はIBW校のブライダル専攻とメイク専攻の学生が、2人一組で浴衣を着付け、その人に似合うメイクとヘアアレンジを施した。コレクティブ校の学生にとっては初めての浴衣。着付けを終え、両校の学生らが記念写真を撮り合った。

着付け担当でブライダル専攻2年の前村彩友奈さん(20)は「普段できないような着付けをさせてもらった。長身の人が多く、裾の長さをどうするかを工夫して、きれいになるように気を付けた」と話した。コレクティブ校のブリトニー・グレゴリーさん(28)は「浴衣がとても美しい。皆さん、いい学生たち。着付けてもらい良い経験になった」と笑顔だった。

技術交流は7日も行われ、学生らはアメリカの特別講師によるデモンストレーションなどの特別講習にも参加した。

特別講習に参加したヘアデザイン専攻2年の鈴木陽奈野さん(19)は「エクステで今まで見たこともないすごい技術を見ることができた。海外で技術を磨いてみたい」と話した。