紀三井寺の早咲き桜を歌に 宮本静さん新曲

新曲をPRする宮本さん
新曲をPRする宮本さん

和歌山県内の歴史や文化を歌い、和歌山の魅力を発信している紀の川市の歌手・宮本静さんが、新曲「一番桜龍の舞~心のふるさと紀三井寺~」を発売した。宮本さんは「早咲き桜の名所である紀三井寺の春を、よさこい調にアレンジし元気に歌わせていただきました。応援よろしくお願いします」とPRしている。

2015年から華岡青洲や道成寺などをテーマにした「ふるさと癒やし歌」を発表してきた。10作目となる今回は、西国三十三所第二番札所、和歌山市の紀井寺が舞台。「龍に縁のある紀三井寺の歌が辰年にできたのは歌詞にある『偶然がいつか必然に』だったのかもしれない」と宮本さん。

ことし4月に紀三井寺の本堂で夜桜ライブを開き、満開の桜の下でお披露目したところ大好評だったという。

ことしは和歌の聖地「和歌の浦」誕生千三百年を記念する年ということから、CDには「和歌浦選歌」として、島倉千代子の「新和歌の浦小唄」、和歌の浦を舞台に杉良太郎が作詞した「花のふるさと」、和歌祭の練りで、唐舩という山車の周囲で歌われる「和歌祭御船歌」、和歌浦の四季を歌い上げた書き下ろしロックバラードの「万葉雪景色」など6曲を収録。

宮本さんは今回初のプロデュースも担当。「これまでは歌うだけだったけど、生みの苦しみも味わった。高級な幕の内弁当のようににぎやかなCDに仕上がっている」と笑顔。

12月1日午後2時から、同市和歌浦南の和歌の浦アート・キューブで新曲発売記念コンサートを開く。チケットは3500円(CD付き)。

チケットの予約は宮本音楽事務所(℡090・1593・4514)。