観光振興や防災で連携 和歌山と石川県が協定

協定書を手にする岸本知事㊨と馳知事(和歌山県提供)
協定書を手にする岸本知事㊨と馳知事(和歌山県提供)

和歌山県と石川県は20日、包括連携協定を締結した。産業や観光の振興、特産品の販路拡大、防災体制の推進などを協力して進める。

協定に基づく連携項目は、農林水産物等の情報発信・販売促進に関すること▽観光振興に関すること▽県産品の海外販路開拓に関すること▽危機管理に係る相互協力に関すること▽その他両県が個別に合意する事項――となっている。

同日、石川県庁で締結式を行い、岸本周平、馳浩両知事が協定書に署名した。

今後両県は、それぞれのアンテナショップなどでの特産品販売や観光PR、互いの強みを生かした海外プロモーションを実施し、石川県が成功している能登牛のブランド化戦略を和歌山県が学ぶ他、能登半島地震や奥能登豪雨の教訓や知見を共有することで、半島地域特有の地形や海岸線の周遊道路などの共通点が多い両県が、デジタル技術を活用した防災体制の強化などに連携して取り組むことを確認した。