歌やゲームで笑顔 松江地区ふれあい交流会

ゲーム大会ではみんなが笑顔
ゲーム大会ではみんなが笑顔

1人暮らしの高齢者が集まり交流を深めてもらおうと、和歌山市松江北の河西コミュニティセンターで28日、ふれあい交流会が開かれ、70歳以上の男女約90人が参加。松江小学校児童の歌や演奏、ゲーム大会などを楽しんだ。

同地区社会福祉協議会が主催し、春と秋の年2回行い、今回が43回目。

食事会に先立ち、高齢者を中心に被害が広がっている特殊詐欺について、和歌山北署生活安全刑事課生活安全係の山﨑香苗主任が注意を呼びかけた。

県内でことし1~10月の被害者は218人で、総額12億8000万円の被害が出ていることを伝え、山﨑主任は「人ごとでなく、誰でも当事者になり得る」と話し、増えている詐欺の手口を紹介。

「もうすぐ電話が使えなくなる」「料金が未納」「パソコンがウイルスに感染しているので電子マネーの購入を」、また、警察を名乗り「あなたの口座が犯罪に使われている」などは全て詐欺なのですぐに電話を切るということと、「電話番号の前に+が表示されているのは海外からの電話なので出てはいけない」と伝えた。

続いて松江小学校の児童422人が学年ごとに歌や演奏を披露。参加者は元気いっぱいのパフォーマンスに笑顔で手を振り、拍手をしていた。

ゲーム大会もあり、じゃんけんで勝った人にはプレゼントが贈られ、会場は大きな笑い声であふれた

70代の女性は「子どもたちから元気をもらった」、80代の女性は「歌を聞いて、みんなとしゃべって、体が熱くなった」とにっこり。参加者は笑顔で弁当を持ち帰った。