ヘルプマーク知って 障害者週間で街頭啓発

駅の利用者に啓発グッズを手渡す参加者
駅の利用者に啓発グッズを手渡す参加者

障害者への理解を広げようと、「障害者週間」(12月3~9日)初日の3日、和歌山市のJR和歌山駅と南海和歌山市駅前で街頭啓発活動が行われた。

義足や人工関節の使用、内部障害や発達障害、妊娠初期など、外見からは分かりづらい人が、周囲に配慮を必要としていることを知らせる「ヘルプマーク」の周知も併せて実施した。

JR和歌山駅前では、朝の通勤時間帯に合わせて、市身体障害者連盟、市障害児者父母の会、市精神障害者家族会「つばさの会」、市職員らの他、ヘルプマーク周知活動協力団体の和歌山くろしおライオンズクラブ、アルテリーヴォ和歌山、社会福祉法人哲人会の計約40人が参加した。

のぼりを掲げ、「障害者週間です」「ヘルプマークを知ってください」などと声をかけながら啓発。ヘルプマークの説明を書いたチラシと障害者週間をPRする啓発用のメモ帳1000部を駅利用者に配った。

市障害者支援課の土橋勢津子課長は「目に見えない障害があり、援助や配慮を必要としている人はたくさんいます。ヘルプマークをより多くの人に知ってもらい、社会全体に理解を広げられれば」と話していた。