全国での健闘誓う 北高駅伝男女、サッカー女子
和歌山北高校(川口勝也校長)陸上部の駅伝男女と女子サッカー部が全国大会に出場するにあたり、壮行会が12日、同校北校舎(和歌山市市小路)で行われた。
第75回男子・第36回女子全国高校駅伝競走大会県予選会は11月2日、日高川町であり、同校が男女で連覇。男子が2年連続24回目、女子が2年連続5回目の全国出場を決めた。
男子は昨年の全国メンバーが5人と、経験が豊富。女子は部内に長距離選手が6人と少ないが、宮崎彩湖(あこ)主将(17)は「その分、絆が強い。だからこそできる走りをしたい」と話す。
昨年の全国大会は男女ともに29位。同校の過去最高成績は男子18位、女子19位。ことしはともに8位入賞と県記録(男子2時間7分15秒、女子1時間9分25秒)更新を目指す。
男子の上野山拳士朗主将(18)は「県民に勇気と感動を与えられるような走りをしたい」。女子の宮崎主将は「各選手が区間賞を狙う走りでつないで上位を狙い、8位入賞を目指す」と意気込んでいる。
全国大会は22日、京都府のたけびしスタジアム京都を発着とする男子42・195㌔(7区間)、女子21・0975㌔(5区間)で行われ、男女それぞれ47都道府県の代表校に地区代表11校を加えた58校で争われる。県内からは同校のみが出場する。
女子サッカー部は9月の第33回全日本高校選手権和歌山大会を2年連続11回目の優勝。ことしから同大会の優勝チームが全国出場権を得ることから、初出場を決めた。攻撃力が高く、サイドからのクロス攻撃を軸に細かなパスやロングパスなど多彩な戦術で得点を狙う。
下池田柚菜(ゆうな)主将(18)は「目標は全国1勝。私学ばかりで強豪も多いが和歌山も勝てると証明したい。立ち上がりから自分たちの攻めのサッカーをしたい」と意気込む。
全国大会は47都道府県の代表など計52チームがトーナメント形式で争う。和歌山北高の初戦は29日、兵庫県の淡路佐野運動公園で鎮西学院(長崎)と戦う。
壮行会では和歌山北高北校舎の900人以上の全校生徒を前に各部の主将が意気込みを述べた。川口校長は「しっかりと準備をして緊張を味方につけて、ライバルと堂々と勝負をしてきてほしい」と激励した。
全国大会に出場するメンバーは次の皆さん。
【駅伝男子】主将=上野山拳士朗▽選手=安東海音、太田煌、溝口陽生、山本久記、祝部真生、前川瑛伸、下向奏介、高橋利旺、中西蒼空
【駅伝女子】主将=宮崎彩湖▽選手=髙垣琴音、三浦樹里彩、大川菜々美、佐原希咲、武藤蒼衣、髙田琥海、田中希歩
【女子サッカー】主将=下池田柚菜▽選手=山本菜華、中出裡菜、田丸由奈、谷野嘉音、徳田凪、杉浦楓香、小恒智菜、橘花音、西澤律果、御舩佳也乃、井口妃莉、岩橋志帆、平原海音、松尾心和、西口都和子、酒井友心