手書きの温もり届けて 年賀状の受け付け開始

年賀状をポストに投函する園児たち
年賀状をポストに投函する園児たち

2025年用の年賀状の受け付けが15日、全国の郵便局で一斉に始まった。和歌山中央郵便局(和歌山市一番丁)でもセレモニーが行われ、市立岡山幼稚園の園児30人が、祖父母らへの思いをしたためた年賀状をポストに投函(とうかん)した。

式典では内田豊己局長が「年賀状は日本が誇る文化であるとともに、大切な方への一年で最初の贈り物。皆さまの思いをぜひ年賀状に託してください」とあいさつ。県のマスコット「きいちゃん」や郵便局のキャラクター「ぽすくま」が見守る中、園児たちは元気いっぱいに「やぎさんゆうびん」や「お正月」などを合唱。ちんどん集団がにぎやかな演奏で盛り上げた。

園児たちは、来年のえとにちなみ、折り紙で表現したヘビを貼るなどした年賀状を専用ポストへ。家族宛てに年賀状を出した仲西寧音ちゃん(5)は「『ぱぱすき』って書いた。お正月に届くの楽しみ」と笑顔だった。

同局によると、ことし元日に県内で配達された年賀状は約647万1000通。元日に届くよう、25日までの投函を呼びかけている。