破魔矢に絵馬付け 和歌浦天満宮で迎春準備
年の瀬を前に、和歌山市和歌浦西の和歌浦天満宮(小板政規宮司)では迎春準備が進められている。21日には、巫女(みこ)による破魔矢(はまや)への絵馬付けなどが行われた。
高校生、大学生、社会人13人の巫女が参加。新春には15人の巫女が参拝者を迎える。
破魔矢は朱矢(しゅや)と鏑矢(かぶらや)の2種類。各500本の計1000本を用意した。巫女はヘビが描かれた絵馬を、梅の破魔矢に一つひとつ結び付けた。この日は講習会もあり、「ようお参りでした」などの言葉遣いや身だしなみ、作法なども学んだ。
初めて巫女を務める関由佳さん(17)は中国で育ち、2年前から和歌山で暮らす星林高校2年生。「初めて体験することばかりで楽しい」と笑顔。大学年の玉井真菜穂さん(19)は「貴重な体験。参拝する人が良い気持ちで新年を迎えてもらえるよう奉仕したい」と意欲たっぷり。
小板宮司(51)は、「ことしは巳年にちなんだ金運上昇のお守りと御朱印を28日から授与する。福を持ち帰っていただき良い年になることを願っている」と話した。