アマボクシングで準V 星選手、吉田選手
ボクシングのアマチュア日本一を決める「2024全日本ボクシング選手権大会」(11月26日~12月1日、東京)で、和歌山県庁職員の星大二郎選手(39)と和歌山市出身の吉田姫菜(ひなた、20)選手がともに準優勝の好成績を修めた。2人は25日に県庁を訪れ、岸本周平知事に結果を報告した。
星選手は男子ライトミドル級、吉田選手は女子ライトフライ級に出場した。同大会はアマチュアボクサーによる国内最高峰の大会で、結果により日本代表として国際大会出場への期待が高まる。
星選手は兵庫県出身。現在はスポーツ課に勤務している。2005年から同大会男子ライト級で3連覇を果たし07年に引退したが15年に復帰。公式戦200戦以上の経験がある。
吉田選手は海南高校を卒業し、現在は東洋大学経済学部の2年生。国際舞台で活躍できるトップアスリートを育てる、県の「ゴールデンキッズ発掘プロジェクト」の8期生。
2人はこの日、県ボクシング連盟の遠藤富士雄理事長と県庁を訪問。同大会で県から女子初のメダリストとなった吉田さんは「決勝では『絶対勝ったんねん』と一番楽しい試合になった。来年は金メダルを取って報告したい」、星選手は「17年ぶりに決勝の舞台に戻れて良かった。後輩に自分の活躍を見てもらい、諦めない気持ちを全国の競技者に伝えられたら」と話した。
岸本知事は「2人は県の誇り。ボクシングに和歌山の第二の黄金時代をつくっていただきたい」と激励した。
※吉田姫菜選手の吉は、土に口の吉