ふわり、華やか きのくにスクエアーズ20周年
ことし結成20周年を迎えた和歌山スクエアダンス協会(田伏充弘会長)のダンスクラブ「きのくにスクエアーズ」。50~80代の男女27人が月に2回、和歌山市三沢町のマルコホーム中央コミュニティセンターで練習している。18日にはクリスマスダンスパーティーが開かれ、参加者は色鮮やかな衣装で軽やかに踊り、楽しいひとときを過ごした。
スクエアダンスは8人が手をとりあって踊るアメリカ発祥の踊り。楽しみながら脳と体を鍛える生涯スポーツ・レクリエーションとして全国で人気となっている。カントリー&ウエスタンのメロディーに乗って、軽快に早歩きのようなペースで踊る。
衣装はアメリカの西部開拓時代をイメージ。男性がウェスタンシャツにジーンズ、女性はふわふわした膝丈ぐらいのパニエを合わせたかわいらしいスカート。
花柄のワンピースで踊る薗﨑豊子さん(75)は入会して16年。「最初はかわいい衣装が恥ずかしかったが、着てみるとふわふわのスカートを持って踊るのがめちゃ楽しい」と笑顔。
スクエアダンスの特徴はコーラーという指示者がいること。最初は8人一組で四角の隊形からスタートし、指示者のコールで次々に隊形を変え踊っていく。1人でも間違えると崩れてしまうため、緊張感もあり頭も使う。
ことし春から通い始めた上野真子さん(72)は「楽しく筋トレしたくて始めた。難しいけど楽しい」、金田千絵子さん(79)は「軽やかに動けるようになった」、山本加奈子さん(67)は「聞いてすぐに動かないといけないので頭も体も鍛えられる」と笑顔。
同協会の講師を務める金子浩美さんによると、ここでのあいさつはお辞儀ではなく、『ハーイ!』と目を見てニッコリ。最初はみんな恥ずかしそうだが慣れていくという。
スクエアダンスの魅力について田伏会長は「楽しく運動不足解消、脳の老化予防になるので、ぜひ一度体験してほしい」と呼びかけている。体験は無料。
問い合わせは田伏会長(℡090・5669・3289)。