県民に勇気と感動を 都道府県対抗駅伝の壮行会

壮行会に出席した皆さん
壮行会に出席した皆さん

全国都道府県対抗駅伝競走大会の和歌山県選手団壮行会が4日、和歌山市毛見の紀三井寺公園であり、選手やスタッフが好記録に向け士気を高めた。皇后杯第43回女子大会は12日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着とする9区間42・195㌔、天皇杯第30回男子大会は19日、広島市の平和記念公園前を発着とする7区間48・0㌔で、それぞれ47都道府県の選手団が争う。

県は昨年、男女ともに30位。ことし、男子は過去最高の9位を上回る8位入賞と2時間20分11秒の県記録更新を目指し、女子は県の競技力発展に向け全力で挑む。

注目は箱根駅伝で5区の区間新記録を打ち出し、青山学院大学の2年連続総合優勝に大きく貢献した若林宏樹選手。男女ともに1区から出遅れず好位置でたすぎをつなぎ、アンカーで順位を上げたい。

壮行会では和歌山陸上競技協会の高岡伸夫会長が「和歌山県の魅力と底力を全国に発信することを心から期待している。無事に全員が力を出し切り、笑顔で帰って来ることを願っている」と激励。選手紹介や監督あいさつに続き、和歌山北高校3年の男子、安東海音選手(18)と同校3年の女子、宮崎彩湖選手(17)が決意を述べた。

安東選手は「最後まで1秒を削り出すような走りをして、応援してくださる県民に勇気と感動を与え、8位入賞と県タイムを更新する」と意気込み、宮崎選手は「男子の注目に負けないような、和歌山に貢献できるような走りをしたい」と話した。

意気込みを述べる宮崎選手㊧と安東選手
意気込みを述べる宮崎選手㊧と安東選手

県代表のメンバーは次の皆さん。

【男子】監督=松田圭祐(和歌山北高)▽コーチ=岡昇平(智弁高)、宮脇工(海南中)▽庶務=山本怜央(貴志川高)▽支援コーチ=吉田克久(那賀高)▽一般・大学生=野村優作(トヨタ自動車)、若林宏樹(青山学院大)、中村光稀(京都産業大)▽高校生=上野山拳士朗(和歌山北高)、太田煌(同)、市川志穏(向陽高)、安東海音(和歌山北高)▽中学生=前春馬(打田中)、松本瑛都(海南中)、尾上倫太郎(貴志川中)

【女子】監督=長山丞(和歌山商業高)▽コーチ=松尾拓実(内海小)、古谷直城(西脇中)▽庶務=家本拓(有和中)▽支援コーチ=芦谷誠(㈱ザ・ビッグスポーツタナベスポーツプラザ)、山本友希(岩出中)、辻田翔子(智弁高)、小倉稜央▽一般・大学生=橋本奈津(ユニバーサルAC)、鈴木杏奈(しまむら)、永岡真衣(和歌山陸協)▽高校生=宮崎彩湖(和歌山北高)、大川菜々美(同)、武藤蒼衣(同)、佐原希咲(同)、髙垣琴音(同)、楠本七瀬(智弁高)、玄素沙永子(同)▽中学生=髙井初香(岩出第二中)、口井菜暖(東海南中)、吉松陽依(海南中)

※吉田克久支援コーチと吉松陽依選手の吉は土に口の吉