うまいもん処幸太郎 ぶらくり丁に新装開店
和歌山市本町のぶらくり丁に昨年12月、旬の魚が味わえる日本料理「うまいもん処幸太郎」がオープンしました。夜はお酒とともに、昼は日替わり御膳で、その日の鮮魚が最高においしい調理方法で楽しめます。工夫を凝らした見た目にも「わっ」と驚く人が続出です。
同店の店主、谷奥幸一郎さん(62)は、7カ月前まで同市本町でラーメン店「京橋幸太郎」を営業していましたが、火事でしばらく休業することに。
気分も沈み、再開するか悩んだといいます。自分と向き合い、家族の後押しもあり、「人生の最終章としてもう一度頑張りたい」と再出発を決意しました。
新店舗は「旨いもんだけ」をコンセプトに、「ぜひ食べてほしい」とお薦めする日本料理を中心に、ラーメンなども味わえます。
今はタチウオやカツオ、サバなどが旬を迎え、あぶりや刺し身、焼きなど、その日の一番おいしい食べ方で提供してくれます。
昼は日替わり御膳で楽しめ、ある日は、寒ブリのたたきをメインに吉野葛を使ったゴマ豆腐を揚げ出し豆腐にして餡をかけた一品、小鉢などが並びました。
寒ブリは竹の器で運ばれ、華やかな見た目に驚きを隠せません。脂が乗った肉厚の寒ブリは歯応えもありうまみたっぷり。
練りゴマを豆乳と合わせ、吉野葛で固めた吉野豆腐は、ゴマの香りが高く口当たりも良い人気メニューです。シンプルにそのままや、揚げて、みそ汁に入れてなど、さまざまな調理方法で味わえる飽きないおいしさです。
どの料理も野菜たっぷりで、みそ汁、漬物まで全て手作りで体も喜ぶ御膳です。ご飯は大盛りも可能なので男性も食べ応え抜群です。
昼御膳のメニューは夜の一品としても楽しめ、夜は他にも、人気の「想像を絶する鯖寿司」や「鰹炙り」「湯豆腐」などがあります。
谷奥さんは「食べておいしい、お客さんがびっくりするような料理を出していきたい。ぜひ一度ご来店ください。従業員も募集しています」と笑顔で話しています。
【うまいもん処幸太郎】和歌山市本町1の33▽℡073・432・9399▽昼=午前11時~午後2時、夜=午後6時~午前0時(LO11時半)▽定休日=日曜