自転車酒気帯びで免停 県内初の行政処分

和歌山県公安委員会は16日、酒気帯び状態で自転車を運転したとして検挙された和歌山市の60代男性に対し、運転免許停止30日間の行政処分を行った。自転車の酒気帯び運転の罰則を新設した昨年11月の道路交通法の改正以来、県内での行政処分は初めて。

県警運転免許課によると、男性は昨年11月27日、同市内で自転車を運転中、交差点を斜め横断して警察官の職務質問を受け、酒気帯び状態と分かり、検挙された。県公安委は男性について、自動車の運転でも交通の危険を生じさせる恐れがある「危険性帯有者」と判断し、今回の行政処分とした。