北方領土問題に関心を 県民会議が街頭啓発

啓発グッズを配る鈴木会長㊥、丹羽議長㊧ら(和歌山駅前)
啓発グッズを配る鈴木会長㊥、丹羽議長㊧ら(和歌山駅前)

北方領土返還要求運動県民会議(会長=鈴木太雄和歌山県議会議長)は3日朝、和歌山市のJR和歌山駅前など県内主要駅前12カ所で、北方領土問題に関する街頭啓発を行った。

1855年2月7日、日魯通好条約の調印により、日本とロシアの国境が択捉島とウルップ島の間に定められたことにちなみ、政府は1981年、同日を「北方領土の日」とし、この日を中心に、北方領土の返還を求める行事が全国各地で行われている。

街頭啓発には、各地域の青年会議所メンバーを中心に、同会議加盟団体、県職員ら合わせて約70人が参加。JR和歌山駅前では鈴木会長や丹羽直子和歌山市議会議長をはじめ約30人が、チラシと北方領土イメージキャラクター「エリカちゃん」の付箋をセットにした啓発グッズを、通勤・通学の駅利用者らに配った。

鈴木会長は「北方領土の日を機に、一人でも多くの県民に北方領土問題について知ってもらい、関心を持ってもらいたい。県議会をはじめそれぞれの立場で取り組みを深める機会にもしたい」と話していた。