ワンリーズがSB1昇格 男子バスケで県勢初

男子バスケットボール近畿SB2リーグを14戦全勝で優勝した「ONELYSwakayama(ワンリーズ和歌山)」は、SB2関東代表の曙ブレーキ工業を108―76で破り、16日にはSB1で8位の黒田電気Bullet Spiritsとの入れ替え戦を70―57で制し、和歌山県勢初の男子SB1昇格を成し遂げた。これによりアマチュア戦は22連勝となった。
上田頼飛球団代表兼監督(43)が「今シーズンで一番良い状態だった」と振り返る曙ブレーキ戦は、ワンリーズが終始、試合の主導権を握った。各選手が攻守で躍動する中、攻撃ではエリック・ハンシック選手の3ポイントシュートや山本浩太選手のミドルシュートなどが光り、32点差で圧倒した。
黒田電気戦も堅い守備を前に攻めの姿勢を貫いた。森田拓磨選手や山本仁也選手らを中心に攻守で計50本のリバウンドを奪って試合を優位に進めていった。大戸一輝選手がドライブや3ポイントシュートで活躍するなど着実に得点を積み重ねていき、食らい付く黒田電気の追い上げを13点差で振り切った。
上田球団代表兼監督は「大変なこともあったが、今季の目標に掲げていたSB2の全勝優勝とSB1昇格を果たすことができた。もっと和歌山の子どもたちに見に来てもらい、憧れとなれるよう、来季はSB1優勝を成し遂げ、天皇杯でプロチームに勝利し、いろんな人へ恩返しをしたい」と話した。