感謝を忘れず戦う センバツ出場へ市高で壮行式

あいさつする川邉主将
あいさつする川邉主将

第97回選抜高校野球大会に出場する和歌山市立和歌山高校(六十谷)の選抜旗授与式と壮行会が4日、同校体育館で行われ、1、2年生約500人が選手や監督らの決意表明を見守った。

選抜旗授与式では、毎日新聞社の鶴谷真和歌山支局長から竹内伸之校長に選抜旗が託され、竹内校長から川邉謙信主将に手渡された。

祝辞で鶴谷支局長は、過去に甲子園に出場した岡山県の高校の野球部を取材した経験を話し「甲子園では緊張するが、多くの選手が同じ思い。堂々と、ただ目の前の野球に集中してほしい。抽選はまだですが、決勝で和歌山対決が見られることを期待したい」とエールを送った。県高野連の西上嘉人会長は、「歴史と伝統がある。自信を持って憧れの甲子園での活躍を期待したい」と激励した。

半田真一監督は「持ち味の粘りの野球で、一つひとつ勝ち上がり、県民の皆さんに勇気と感動を与えられる戦いをする決意です」と謝辞を述べた。

壮行会では濱田蒼太生徒会長が「私たち市高生は、毎日夜遅くまで厳しい練習に取り組み、頑張ってこられた姿を見てきた。甲子園出場が決まった時は自分のことのようにうれしかった。自分たちの力を信じ、悔いの無いよう戦ってください」とメッセージ。川邉主将は「たくさんの人の協力があり野球ができる。感謝を忘れず戦います。応援お願いします」とあいさつした。

最後に、バトン部と吹奏楽部が、甲子園での応援曲を7曲披露し、選手たちに熱いエールを送った。バトン部のメンバーは「自分たちも野球部と一緒に全力を出す。一試合でも多く死ぬ気で踊りたい」と意気込んだ。