優れた防火管理たたえ 和歌山市消防局で表彰

全国一斉に行われている「春の火災予防運動」(1~7日)に合わせ和歌山市消防局は4日、防火管理や危険物施設の管理に優れ、安全体制の確立などで他の模範となる市内の事業所や管理者に対する局長表彰式を、市消防庁舎で開いた。
今回の受賞者は1事業所と2人で、優良防火管理事業所表彰に社会福祉法人東洋会とうようこども園(宇田森、森田喜裕理事長)、優良防火管理者表彰に「道の駅 四季の郷公園 FOOD HUNTER PARK」(明王寺)の平松泰行駅長、優良危険物保安監督者表彰に和歌山染工㈱(納定)の石倉真志課長がそれぞれ選ばれた。
表彰式では、市消防局の小畑佳幹予防課長が受賞者に表彰状と記念品を手渡し、「皆さまの防火・防災に対する高い意識とたゆまぬ努力に対し心から敬意を表する。火災による死傷者の根絶と、市民が安心して安全に暮らせるまちづくりの実現に向けて、火災予防を推し進めていく」との谷口佳生消防局長のメッセージを代読した。
優良防火管理者表彰を受けた平松駅長は、延焼が続く岩手県大船渡市の山火事にふれ、「火災は初動で消さなければ手が付けられなくなる。従業員には火元のチェックを日々呼びかけ、勇気がいることだが、消火の率先者たれと話している」と防火の取り組みを紹介。受賞については「取り組みが実になった思いがする。ありがたい」と喜んでいた。