パスやシュートで汗 ソーシャルフットボール交流会

幅広い世代の人たちが交流を楽しんだ
幅広い世代の人たちが交流を楽しんだ

精神障害のある人たちがフットサルをプレーする「ソーシャルフットボール」による交流会が8日、和歌山市中之島の県立体育館で開かれた。

2023年6月に県内で初めて設立されたソーシャルフットボールチーム「LeGAME(レガーメ、中本隼人代表)が主催した。

同チームには、同市や海南市の障害福祉事業所や作業所などの利用者が参加し、現在は10代から50代までの男女8人の選手が所属。「誰もが」「楽しく」をモットーに楽しみながら、居場所や生きがいづくりを目的に活動している。

交流会には20代から60代までの障害のある人たち約50人に加え、事業所や作業所のスタッフら約60人が参加。笑顔でシュート練習や試合をして楽しみながら汗を流し、幅広い世代のさまざまな人たちが交流した。

参加者に本格的な試合を披露して魅力を感じてもらおうと、同チームや大阪のソーシャルフットボールチーム、地域の大学生チームなどによる試合も行われた。

同チームはフットボールを通じた共生社会の実現や障害者スポーツの普及活動にも力を注いでいる。中本代表(40)は「参加した人がこれからも継続して来てくれたらうれしい。ソーシャルフットボールを通してより良い社会にしていきたい」と意気込んでいる。

同チームは参加者を募集している。問い合わせは同チームメール