試飲や酒粕つめ放題も 九重雜賀で蔵開き

昨年の蔵開き(九重雜賀提供)
昨年の蔵開き(九重雜賀提供)

日本酒と食酢を醸造する国内唯一の蔵元、㈱九重雜賀(和歌山県紀の川市桃山町・雜賀俊光社長)は、見学や試飲などが楽しめる蔵開きイベントを4月6日に開く。

同社は1908年から「九重酢」、34年から日本酒「錦郷」を醸造している。食酢は酒粕を主原料としており、創業者の「より良い食酢を造るには酒粕から一貫して製造すべき」という考えから「食事に合う日本酒を造りたい」という思いを大切にし、食酢と日本酒の蔵元を守り続けている。

地域の人や子どもたちに日本の食文化の一端を担う醸造の現場を見てもらいたいと、年に一度、蔵開きを開催。

イベントでは西日本最大級といわれる食酢の木桶蔵と日本酒蔵の見学、食酢、日本酒、リキュール、ノンアルコールの試飲(一部有料)、酒粕や梅酒の漬け梅の詰め放題、オリジナルラベル貼り体験、鏡開き体験、きき酒・きき酢コンテストなどが行われ、大人も子どもも楽しめる。

開催時間は午前10時~正午、午後2~4時の2部制。定員は各回50人。参加費は20歳以上2000円(土産として他で購入できない限定日本酒、だし酢含む)20歳以下無料。中学生以下は保護者同伴。駐車場あり。

申し込みは同社(℡0736・66・3160、メールinfo@kokonoesaika.co.jp)。締め切りは31日。