営業は夜の2時間半 鷹匠町「まぜそば上須」

和歌山市鷹匠町に10日、主に夜の2時間半しか開かない、まぜそば専門店の「まぜそば上須」がオープン。オーナーの上須聖也さん(37)は、まぜそばやラーメンが好きで、理想の味を求め週2回ほど、和歌山市内を中心とした店舗を回り、味の研究を重ねてきました。「いつか大好きなまぜそばの店を出したい」と抱いていた思いを実現させました。
同店のメニューは、しょうゆベースのまぜそば「ブラックインパクト(黒い衝撃)」(ファイナルライス付き1000円)のみを提供しています。現在、塩味のまぜそば「ホワイトサイクロン」も考案中です。
県産にこだわった材料を使用し、ベースは、湯浅のしょうゆやたまりをブレンド。那智黒の水あめでコクのある優しい甘さをプラスしています。かえしで炒めた豚ひき肉や玉ねぎ玉子、のりなどをトッピングしています。
具と麺、たれが絡むように豪快に混ぜ合わせて食べていきます。ガツンと来るしょうゆと、わしわし食感の太麺と甘辛いたれが、よく絡み、後引くおいしさです。残った具にご飯を混ぜて食べれば最後まで余すところなく味わえます。
子どもも食べやすい味で親子連れも多く来店します。また「好みの調味料を選んで、自分流にアレンジして楽しんでほしい」と、追いだれや米酢、山海ぶしといわれる梅みそ、チリパウダーなど、約10種類の調味料を用意しています。おろしニンニクや荒びきコショウが人気で、チリパウダーと粉チーズをかけるとタコスのような味わいも楽しめます。
上須さんは「たくさんの人の協力のおかげで形になりました。自分で100点の味にして楽しんでください」と話しています。
同店のマークは、上須さんの友人でデザイナーを目指す、重光啓達さんが手がけました。八咫烏(やたがらす)や鷹匠町にちなみ、三本足のタカが手にラーメンを持っているという、インパクトのあるマークです。
店前の駐車場は止めるのにこつが要るため、近隣のコインパーキングへの駐車を勧めています。店頭のマークが目印です。
【まぜそば上須】和歌山市鷹匠町7丁目20の20▽電話なし▽主に午後6時~8時半ラストオーダー▽不定休のため同店インスタグラム(@uesudesu)で確認を。