青洲の里に27日オープン バイキングレストラン「和音」

地元の野菜やフルーツをふんだんに使ったメニューを提供するレストラン「旬彩バイキング和音(わのん)」が27日、和歌山県紀の川市西野山の道の駅青洲の里にオープンする。運営は、そば・うどんを中心に和食専門店を展開する㈱信濃路(和歌山市松島)。和歌山の食を満喫できる体に優しい健康的なメニュー約40種類がバイキング形式で楽しめる。オープンを前にした23日、同店はプレオープニングでマスコミや関係者に料理の魅力をPRした。
同市と信濃路は2022年に災害時に炊き出しで協力する協定を、ことし2月には食育推進に関する協定を締結。同店で郷土料理や市産農産物の提供と情報発信を行う他、健康的な食生活の推進、食文化と地域特性の尊重、学校や地域の連携などに共同で取り組むとしている。
同店は地元産の素材を生かし、手間を惜しまず手作りにこだわり、知恵と工夫を融合させた家庭の温かさを感じる料理がコンセプト。筑前煮、高野豆腐の卵とじ、旬野菜の天ぷら、ばらずし、コロッケ、オムライス、ピザやスイーツなどバラエティー豊かなメニューが並ぶ。
同社飲食事業部の嶋田雅乃統括マネージャーは「手作りじゃないものは一つもない」と話し「採れたてのフレッシュ野菜のサラダや、自家製ニンジドレッシング、紀の川市のイチゴで作ったジャム、手作りパンなど全部がお薦め」とにっこり。冷水康浩社長は「心躍る60分がテーマ。いろいろな味と、見てワクワクするような演出もしている。今後さらに地元農家と連携を深め、メニューを発展させていきたい」、西平都紀子会長は「食を通じてこの地域が活性化し、紀の川市の発展につながるよう精いっぱい努力していく」と話した。
岸本健紀の川市長は「すごくおいしいです。地元産のものを使った健康に良い料理をぜひ食べに来て、ここを盛り上げてください」と呼びかけている。
平日午前11時から午後1時半(最終受付)まで、土日祝は午後2時半(同)まで。制限時間は60分。
大人(平日)1800円、(土日祝)2000円。小学生1200円、小学生未満800円、3歳以下無料。問い合わせは同店(℡0736・75・6008)。