10連続KOでV2成功 ボクシング村田昴さん

和歌山県紀の川市在住で、プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者の村田昴選手(28)が2度目のタイトル防衛を果たした。
現在、帝拳ジム(東京)に所属する村田選手は、20日に東京の後楽園ホールで行われたタイトル防衛戦で、元IBF世界同級王者の小國以載選手に6回でKO勝ちし、2度目の王座防衛に成功。プロデビュー以来、10連続KO勝利という快進撃を続けている。
村田選手は岩出市出身で、小学5年生からボクシングを始めた。貴志川高校在学時にインターハイと全国高校ボクシング選抜大会でともに優勝し、日本大学在学時を含めアマチュア4冠を達成した。
村田選手は27日、ボクシング連盟の理事長で和歌山市議会の遠藤富士雄議員と市役所を訪問。尾花正啓市長がタイトル防衛を祝い、村田選手と試合の話題で話が弾んだ。
村田選手は「防衛戦では3回、4回あたりから自分のリズムがつかめてきた。元世界チャンピオンの相手と熱い試合ができ、勝ててうれしい。県出身初の世界チャンピオンになれるよう、これからも世界目指してしっかり頑張りたい」と話している。