八重さんとネパールの小学校 岡田治さん写真展

和歌山県国際交流センター(和歌山市手平、和歌山ビッグ愛8階)は7月1日から13日まで、同所で田辺市の写真家・岡田治さんの写真展「八重さんとネパールの小学校」を開く。私費でネパールに小学校を開校し、支援を行う田辺市の前田八重さんの活動を伝える展示で、期間中には2人のトークイベントも開催。同センターでは「写真を通して一人でも多くの方に、八重さんのネパール支援の活動を知ってもらいたい」と呼びかけている。
同市中辺路町に住む前田さんは、2010年にネパールの小さな町にジャラデビ小学校を開校。教育環境の充実、女性が自立するための活動に継続して支援を行ってきた。
同校は24年1月、通学困難な子どもの学びの場の提供と女性を中心とした大人の学びの場の「Akatuki Juku」として再始動した。
撮影者の岡田さんは田辺市下三栖在住で、写真歴20年以上。第23回・30回土門拳文化賞奨励賞を受けている。前田さんと共にネパールに同行し、その活動を記録してきた。
作品「八重さんとネパールの小学校」は、写真30枚で一つの作品となっており、日本リアリズム写真集団(JRP)主催「第3回伊藤知巳写真賞」で奨励賞を受けている。受賞作品の公開は関東での公開に続き、関西初となる。
入場無料。午前10時から午後6時半まで(水曜休み)。
6日午後1時から同所交流ラウンジで、前田さんと岡田さんによるトークイベントを開催。ネパールでのエピソードなどを紹介する。定員は40人。オンライン参加も可能。
トークイベントの参加希望者はフォームからか、名前、住所、電話番号を明記し、メール(matsuo@wixas.or.jp)で申し込む。7月2日締め切り。
問い合わせは同センターの松尾さん(℡073・435・5240)。