正副議長に芝本、西風氏 和歌山市議会

就任のあいさつをする芝本議長㊧、西風副議長
就任のあいさつをする芝本議長㊧、西風副議長

和歌山市議会は12日、6月定例会初日に正副議長選挙を行い、新議長に芝本和己氏(56)=創和クラブ=、新副議長に西風章世氏(65)=公明党議員団=をいずれも市議36人の満票で選出した。

芝本議長は2003年4月の市議選で初当選し、現在6期目。総務委員長、決算委員長、市監査委員、副議長などを歴任。日中友好市議会議員連盟会長なども務めている。

西風副議長は11年4月の市議選で初当選し、現在4期目。厚生委員長、広報委員長などを歴任している。

就任あいさつで、芝本議長は「歴代議長や議員各位が築いてきた市議会の伝統と歴史、精神を引き継ぎながら、誠心誠意取り組む。市議会の行政の監視機能、政策実現機能を発揮し、皆さまと一緒に市政発展のために取り組んでいく」、西風副議長は「議長を全力で補佐し、市政発展のため、歴史と伝統ある市議会の名に恥じぬよう、副議長の重責を誠心誠意努めていく」とそれぞれ話した。

尾花正啓市長は定例会の招集あいさつで、物価高騰対策や防災・減殺対策などへの決意を述べ、宮﨑泉新知事の就任にふれ、県と協調して市政運営に取り組む姿勢を示した。

6月市議会に市当局は、総額15億8163万2000円を増額する2025年度一般会計補正予算案をはじめ議案19件、報告関係8件、承認関係2件などを提出した。会期は30日までの19日間で、16~19日に一般質問、20、23~26日に常任委員会を予定している。