県スポーツ振興財団に ラジオ体操近畿地方表彰

岩波支店長㊧から表彰状を受け取る川口次長
岩波支店長㊧から表彰状を受け取る川口次長

和歌山市手平の和歌山ビッグホエール前広場でラジオ体操を行い、11年目を迎える公益財団法人県スポーツ振興財団に、本年度の「ラジオ体操優良団体等表彰」近畿地方表彰が贈られた。

表彰は、㈱かんぽ生命保険、NHK、NPO法人全国ラジオ体操連盟の3者で毎年、ラジオ体操の普及奨励に寄与した功績の著しい団体または個人を対象に実施。同財団では県民の健康への意識を高めるために積極的な取り組みをしている。その一環として、2015年の「紀の国わかやま国体」の前年から同所で毎朝ラジオ体操を実施。日頃の活動に加え、昨年7月に500人が参加した「ラジオ体操10周年記念の集い」の開催などが評価された。

12日早朝のラジオ体操には、1級ラジオ体操指導士の資格を持つ中川聖子さん(81)指導のもと、地域住民ら45人が参加。ラジオ体操第一・第二、みんなの体操で爽やかに汗を流した後、表彰があった。

かんぽ生命和歌山支店の岩波浩二支店長が、同財団事務局の川口博之次長に表彰状と記念品を手渡し、開始時から参加している男性(93)にも記念品を贈った。

川口次長は、受賞は通過点だと話し、「今までの参加人数は7万8000人なので、まずは8万人、その次は10万人を目指したい。県民の皆さんの健康のため、一人でも多くの人に参加してほしい」と呼びかけた。

この日は強い風が吹く中での実施となり、岩波支店長は「この強風の中、誰も横ぶれしなかったのは皆さんが毎日のラジオ体操と普段から健康に気を付けている証し。地方表彰の上には全国表彰もあるので、ぜひ今後もラジオ体操を続けていただきたい」と話した。