戦後80年「平和の鐘」 ユネスコ協が時鐘堂で

戦後80年の節目となる終戦記念日の15日、和歌山ユネスコ協会(芝本和己会長)は、恒例の「平和の鐘打鐘会」を和歌山市吹上の岡山の時鐘堂で行う。午前11時45分から午後0時半ごろまで。

同協会は8月15日を「争いなき日」と定め、1948年の設立当初から打鐘会を行っており、ことしで78回目。

岡山の時鐘堂の鐘は、元和元年(1615)の大坂夏の陣で豊臣方が使用した青銅製の大砲を徳川方が獲得し、紀州藩が保管していたものを、5代藩主の徳川吉宗が釣り鐘に鋳直させたと伝えられている。藩士の登城時や時刻を城下に知らせるために鳴らされていた。

申し込みは不要。問い合わせは同協会事務局(和歌山市教育委員会生涯学習課内、℡073・435・1138)。