「王将戦」関連費など補正 和歌山市議会開会

和歌山市議会9月定例会が9日、開会し、市当局は1億9456万7000円を増額する2025年度一般会計補正予算案を含む議案27件などを提出した。
補正予算案には、来年2月に和歌山城ホールでの実施が決まった将棋の「王将戦」第4局の運営やシティプロモーションに関する事業費、イルミネーションイベント「けやきライトパレード」に合わせ、夜間のにぎわいを創出するために実施する「ナイトマルシェ」の費用などを計上。条例関係では、市内の大学やインターナショナルスクールなどへの支援や教育関連事業の推進に要する費用をふるさと納税で募り、財源として積み立てる「教育機関支援等基金」を新設する条例案などを提出した。
開会あいさつで尾花正啓市長は、大阪・関西万博での国内外への市の魅力発信などにより、市内の宿泊客数、特にインバウンドが増加していることにふれ、「今後も万博効果を最大限に生かすとともに、アフター万博を見据えて市の魅力発信に努め、活性化に努めていきたい」と述べた。
9月議会は26日までの18日間。11、12、16日に一般質問、17~19、22、24日に常任委員会を予定している。