完熟の甘いイチジク 紀の川市で収穫最盛期

イチジクを収穫する藤田さん夫妻
イチジクを収穫する藤田さん夫妻

甘くてジューシーな秋の味覚イチジク。和歌山県はイチジクの出荷量全国1位で、紀の川市はその8割を占める。露地栽培のイチジクは8月から収穫が始まり、今が最盛期。

同市長田中の藤田直利さん(67)の農園では、約200本の木を栽培。早朝から妻の和美さん(62)と2人で1200個ほどを収穫。その日採れたものを同市豊田のJA紀の里ファーマーズマーケットめっけもん広場に出荷している。

藤田さんによると、ことしは雨が少なかったことから、小ぶりながら糖分が凝縮され、濃厚な甘さになっているという。

おいしいイチジクの見分け方は、熟して色が黒く、軸の反対側や側面が割れているものだそう。同店では6個入り3500~400円で販売している。

藤田さんは「木なりの完熟は砂糖をなめているのかと思うほど甘い。皮ごと食べられるのでぜひ食べてほしい」と話している。

収穫は11月上旬まで続く。