県内の蔵元が勢ぞろい 地酒「楽しむ会」盛況

和歌山県内の蔵元が誇る日本酒が集結するイベント「和歌山の地酒を楽しむ会」が26日、和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で開かれた。過去最多の400人を超える参加者が地酒を飲み比べ、その味を堪能した。
10月1日の「日本酒の日」にちなみ、県酒造組合連合会(山本文男会長)が地酒の需要拡大・普及を図ろうと開催。「日本酒で乾杯!WEEK」(27日~10月5日)の一環で企画され、県内11蔵元から40銘柄以上の日本酒と梅酒が並んだ。「MissSAKEJAPAN」2025年グランプリの館農知里さん、24年準グランプリの宮澤麗さんも来場した。
ことしは日本の「伝統的酒造り」がユネスコの世界無形文化遺産に登録され、大阪・関西万博でも大阪国税局によるイベントが行われるなど、世界的にも日本酒が注目されている。山本会長は「原料米の価格の高騰という問題があったが、各蔵はそれを乗り越えうまい日本酒を造ってくれた。和歌山の地で醸された日本酒を大いに楽しんでください」と開会のあいさつ。来賓を代表して宮﨑泉知事は「和歌山のお酒は味に特徴があり、新潟や高知に負けないくらいおいしいと思っている。楽しく飲みましょう」と呼びかけた。
山本会長や来賓らによる鏡開きの後、神出政巳海南市長が音頭を取り、声高らかに乾杯が行われた。
県産の食材などを使用した料理とともに、参加者は各蔵の日本酒を楽しみ、会場は大いに盛り上がった。